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アルゼンチン共和国の北部チャコ州で発見されたこのカンポデルシェロ隕石(カンポ・デル・シエロ隕石/Campo del Cielo Meteorite))は鉄(Fe)約92〜93%、ニッケル6〜7%、コバルト等を含んだIABオクトヘドライト(構造:粗粒)に分類される鉄質隕石です。隕石落下年代は約5,000年前とされます。 また、隕石ハンターが1990年にチャコ・プロビンス・ガンセード村郊外の農園で発見された推定37tもの巨大なカンポ・デル・シエロ隕石をアメリカ合衆国へ国外持ち出しをしようとしたしたところ、アルゼンチン政府から許可が下りなかった「カンポデルシェロ隕石国外持ち出し禁止事件」で、その名が世界的に有名となりました。
NWAコンドライト (NWA石質隕石・North West Africa Condrite) は、ケイ酸塩鉱物を主要組成とする石質の隕石です。コンドルールという球粒状構造を持っており、鑑別でもこのコンドルール(コンドリュール)を見ます。「NWA」とは北西アフリカの頭文字をとっており、産地の由来名称です。すなわち、NWAコンドライトとはアフリカ北西部のサハラ砂漠〜リビア砂漠北部(モロッコ・エジプト・アルジェリア等)で産出される石質隕石を指します。年代は約10〜40億年前の原始地球に衝突した小天体と考える説や火星表面の隕石であるなど諸説の分かれるところです。私見ではNWAコンドライトは原始地球生成課程で様々な宇宙の隕石、塵、天体、S型惑星(石質惑星)が合体して冷え固まったものと考えています。なぜなら火星から木星までの小惑星帯(アステロイドベルト、Asteroid Belt)には無数の小天体や特に石質隕石の存在が確認されているからです。それらが地球の生成段階に寄与したことは想像に難くないと考えられます。今後の研究に期待したいところです。なお、NWAコンドライトは現在8,000個ほど発見され登録されています。したがって、よくインターネット上ではNWAの登録番号が同一のもの(NWAコンドライト869など)が販売されていますが、NWAコンドライトは登録順にNWAコンドライト1、2258、6805などと1個体ごとに番号が振られます。したがって、基本的には同番号のNWAコンドライトはそう何個も存在しないこととなります。さらにいえば、この個体番号は協会に申請手数料を支払って登録申請をしなければ振られませんので、下記のNWAコンドライト原石は個体番号がついているものと同質で天然・自然のNWAコンドライト原石ですが、登録申請をしていないため、個体番号がついていないということとなります。
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