ムーンストーンとは(月長石の意味・説明)?

ラブラドライトとは(ラブラド長石の意味・説明)?

水晶とは(クオーツ・クリスタルの意味・説明)?






ムーンストーンの原石丸球(左端・右端側の写真画像は紫外線照射等特殊光線照射時)

ムーンストーンとは長石の一種で、日本では月長石、または月石と呼ばれ、真珠と共に六月の誕生石とされています。産地としては、スリランカ・ミャンマー(ビルマ)・インド・アフリカなどです。特有の月光のような乳白色の中に青味を帯びた光が輝くため、「青い月の光」が連想され、この名称がついています。この輝く光の特殊効果(シラー/シーン効果)は正長石と曹長石の薄い層が、交互に何層にも積み重なって、層状組織の内部における光の反射作用によって生じるものと考えられています。層状の組織の厚さが薄いものは青色の光を放ち、層が厚いものは白色の輝きとなります。石の中に含まれる包有物による光の反射が原因となって現れるものもあります。結晶構造のため、はがれやすい性質/衝撃に弱い性質を持つ石です。よって取り扱いには注意が必要とされます。エメラルドと同様で超音波洗浄器や、塩素系洗浄での洗浄は禁物とされます。ムーンストーンには月が欠け、その後再び満ちるように生命や物事を回復させる力があり、「幸福の石」とされ、恋人への贈り物としては最高の石とされています。また、ムーンストーンは人の心を静め穏やかな気分をもたらし、身に着けていると安らかに眠ることができる、とされ、古代インド・中国から現在に至るまで、ムーンストーンと水を用いて予知(霊的感覚)や占いが行われています。以上より、ムーンストーンは広く一般に知られることとなり、盛んに色々な場面で用いられ、フィーリングストーンの地位を確立しているといえます。ただし、ムーンストーンの癒しなどのパワーはムーンストーンだけでは時間がたつにつれ、弱くなるとされます。そこで、約3〜7時間、水(ミネラルウォーターが望ましい)につけておき、使用することが良いとされています。つまり、バッテリー(充電器)のようにムーンストーンの力を水から充電するかのように使用するということです。例えば、眠る前にコップにミネラルウォーターを入れ、上記の写真画像のようにムーンストーンをひたし、朝起きてコップからムーンストーンを取り出してパワーを得たムーンストーンを使うなどです。

KAlSi3O8+NaAlSi3O
(カリ長石/ソータ長石の固溶体)
モース硬度 6.0
屈折率 1.518〜1.526
比重 2.56〜2.59






ラブラドライトとは(Labradorite・曹灰長石)長石の一種でムーンストーンと同部類に属し、光の屈折によって青や青白色に閃光する鉱物です。名称の由来はカナダのラブラド半島で発見されてことからきています。モース硬度は約6.0程度ですが、層の重なりで構成されている鉱物であるので衝撃に弱いのはムーンストーンと同様です。主産地はマダガスカル、カナダ、アメリカ、フィンランドなどで採掘されています。光を当てると虹色等に光る(イリデッセンス効果)特徴が世界的に魅了されています。研磨により、光沢のある準貴石として日本でも人気が有ります。






水晶とは二酸化珪素が結晶してできた石英のうち、とりわけ透明感のあるものを指します。水晶は日本の国石に指定されています。また、組合が制定した4月の誕生石としても広く知られています。水晶は様々な色合いで名称が異なり、2月の誕生石として有名な紫色の紫水晶(Amethyt・アメシスト)は鉄イオンとアルミニウムイオンの影響の色合いと考えられています。また、茶水晶(煙水晶・黒水晶)や11月の誕生石として有名な黄水晶(Citrine・シトリン)もこれら各イオンの微量な違いで色合いが異なるものと考えられています。また、水晶の中に金紅石(ルチル)の針状結晶が入ったものを針入り水晶(ルチルクオーツ)と一般に呼んでいます。主な産地はブラジル・アメリカが有名ですが、日本国内でも採掘されています。硬度は約7で鉱物の中では硬い部類に属します。古代より現在まで、魔除けや神秘的な占術において使用されています。







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